同じお茶の木から色んなお茶が作られる。緑茶-烏龍茶-紅茶の違い

実は大きくまとめるとお茶の木は1種類しかありません。

その名も「チャノキ」です。

緑茶も、烏龍茶も、紅茶も、全て同じお茶の木から作られます。

同じお茶の木から様々なお茶ができます。唯一の違いは焙煎でも製造でもなく、「発酵」です。厳密にいうと「酸化」になりますが、お茶の業界では「発酵」と呼んでいます。

実はお茶は摘んだ瞬間から酸化が始まり、置いておくと茶葉が真っ赤になり最終的に腐ってしまいます。ですので、緑茶は熱を加えて酸化を止めます。烏龍茶は半分酸化させたタイミングで酸化を止めます。紅茶は酸化を最後まで進めて腐る前に酸化を止めます。

よくよく考えるとこれはとても面白くてお茶たり得るのはお茶しかないというところです。
麦茶や、ドクダミ茶、ハーブティーなど広い意味ではお茶かもしれませんが、それは「お茶=味がついた飲み物」という認識でのうえです。

本当のお茶は、緑茶、烏龍茶、紅茶、あとはプーアール茶などの後発酵茶(後々、説明します)です。

そのため、私は常々麦茶というかわりに麦汁と言っております。